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言霊①

日本語は「あいうえお」一音ずつに
意味があるのに
これを漢字に当ててしまったから
本来の意味が全く分からなくなって
しまったのだそうです。



「か」という言葉はどういう意味かというと
すべての命を包み込む
という意味なんです。

例えば「神」、、、
「かみ」にもいろいろ意味がありますが
「かみ」の「か」は
その一つが“全ての神秘を含んだ”
ということです。
「み」というのは
一つは“満ち満ちた”という意味
それから“身(そういうお方)”
という意味があります。
そういうところから「かみ」とは
すべての神秘を含んだ
尊い素晴らしいお方さま
というのが
「かみ」という言葉です。
あまりにも凄い「かみ」だから
それが次第に敬語の意味を持つように
なったのです。
英語の「ゴット」とは全く意味の違う
それが日本語の「かみ」なのです。

「お母さん」の「か」という
言葉の意味も同じで
全ての命を包み込む
という意味なんですが
母親というのは全てのものを
子供に伝えるんですから
母親の身体というのは子供を産んで育てて
全て自分の持っている命を
子供に伝えるように出来ているんです。
これが「おかあさん」なんです。
命を下さるのがお母さんです。
全てを含んでるのが「か」なんです。

<春日大社宮司:故 葉室頼昭氏>



子供にとって一番身近な言葉
「おかあさん」を
正しいはっきりした発音で
(「か」にアクセント)
ずっと子供に聞かせ続けると
全く喋れなかった子供が
喋れるようになるそうです。
それほど「おかあさん」という言葉には
パワーがあるんですね。
でもやっぱり今の時代は
「ママ」が主流なんでしょうかね?
小さい子が一番欲しいものは
何か知ってます?
「お母さんと一緒に居る時間」
だそうですよぉ。
一緒に居てもスマホばっかり
いじってるようじゃ
ダメなんですけどね。


このように、「か」という言葉には
意味深い尊さが
含まれているそうです。
日本語は奥が深く本当に素晴らしいです。
こういうことを知ると
あらためてそう思います。


<続く>





by rondeism2 | 2014-07-16 21:25 | 出来事
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