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読書:「建築とは何か」

建築家、建築史家である
“藤森照信”氏の言葉です。

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「建築を知るための最高の入門書」
とあるように
第1部は、ル・コルビュジエやガウディ
フンデルトワッサー等の
世界の有名な建築家達やイサム・ノグチ
そして日本の建築家達の作品に対する推測。
(この解釈が面白いです)
第2部は、日本を代表する建築家達による
建築を理解するための藤森氏への質問。
という構成です。



<文中より>
日本の伝統建築の中に欧米建築に無い
モダンな性格が秘められているのに
最初に気付いたのは
“フランク・ロイド・ライト”で
ライトは日本に学んで初期の作品を作り
その図面集をドイツで刊行し
そこに現れていた平面と立面の
開放性・流動性に影響されて
後のバウハウスにも影響を与えた
オランダの「デ・ステイル」が生まれ
また、ドイツ表現派の
“ミース・ファン・デル・ローエ”や
“ワルター・グロピウス”が
表現派からバウハウスへと
脱皮してゆくことになるが
とにかく、世界のモダニズムの
成立期と確立期において
日本の伝統は大きな肥として働いている。




<藤森照信の作品>

この本(藤森氏の思想)を読んで
建築の面白さや奥深さを
再確認することが出来ました。




by rondeism2 | 2016-04-08 21:40 | 読書
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