神の美

夜空に輝く星を見上げると、誰でも「美しい」「素晴らしい」と感動します。
ただ暗闇に星が輝いているというまことにシンプルな世界なんですが
そこに素晴らしさを感じる。
そういう美に対する感覚が日本人は非常に鋭いんです。

そこに見られるのは「道（どう）」という考え方です。



剣道とか、柔道とか、茶道とか、、、
ただ剣をよくするとか茶をよくするとかではありません。
こういう「道」という理念というか信念は
まさに「神道」（しんとう）に通じる独特の考え方なんですね。

例えば、外国の剣はいかにしたらよく敵を殺せるかを目的に作られています。
ところが日本の刀はその敵を殺す武器にすら「美」を表そうとします。
単なる武器、単なるモノではないのです。
これが日本人と外国人の全く違うところです。

日本人はずっと美しい四季に恵まれたこの国で
自然を大切に想い自然と共存してきました。
この稀にみる日本人独特の考え方は
その美しい日本列島という恵まれた環境に
何万年も育った結果生まれたのでしょう。

＜春日大社宮司：故 葉室頼昭氏の言葉＞



まさに、自然の美しさがもたらした「神の美」を見出す日本人の心ですね。
古くから日本人がずっと持ってきた自然を愛でる心四季を愛する心を大切にし
未来の子孫達の為にも「美しい日本、日本人」に誇りを持ち続けたいものです！！

「道」とは、心を鍛錬して磨くこと。心を磨くことです。
「道」こそ日本人の世界に類を見ない世界に誇れるものだと思います。
ロンドも“装うこと（ジャンゴ）”を通して「ロン道（ろんどう」を極めます。