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ロンドの装道(5)

<美術鑑賞のお勧め>

絵画、造形や、器などの陶芸、オブジェ等々
古いものから近代のものまで、、、
作品集など印刷されたもので
見るのもよいのですが
やはり、美術館やギャラリーなどで
実際に本物を見に行くことを
お勧めします。
作品集と本物(実物)とでは
同じものでも全く違います。
その作品の質感、存在感、作者の想いなど
作品の前に立って
自分の眼で見て感じることが
重要だと思うのです。
やはり、印刷や映像で紹介されたものでは
その作品の一番大切なところが
伝わってきません。

それは、美術だけでなく
音楽や演劇やスポーツなどでも
同じことが言えると思います。
その場の空気感・臨場感を
身体全部(五感)で感じることが
大切ですね!!



作品を見て、どこが良いのかは
分からなくてよいと思うのです。
“見る”という行動が
大切なんだと思います。
その中で自分の琴線に触れたものが有ったら
それを調べてみる。
そうやって体験して蓄積されていったもので
感性が育っていくと
色のバランス、構図のバランス、
形のバランスなどが
自然と身に付き
自分の着こなしに役立つのです。

それは着こなしだけでなく
例えば料理人だったら
料理の盛り付けや店内の設えなどに。
他にも、いろんなことに役立つと
思いますよぉ。



名作・名品といわれるものだけを観るよりも
興味を惹くものだったら
有名無名、良し悪しに拘らずに
観賞した方がよいと思いますよ!
眼の前にあるものを見て自分がどう感じるか
の方を大切にした方が良いと
思いますから。
何でも、良し悪し、裏表を知ることは
大事ですからね。

ちなみに私は、特に美術などに関しては
前以って下調べをして予備知識を入れて
行くことをしません。
予備知識があるとどうしてもそれに
囚われてしまうので。
見えないものを読み取ったりと
自由に自分の感性で楽しみたいんです。
見て感じた後に
どうしても知りたいことがあったら
その作品の説明を見たり
後で調べたりすることはあります。


それぞれ自分に合った観賞で楽しむのが
一番イイですね!


“装う”ことは、人生に彩りを与えてくれる
とっても大切なものだと思います。




by rondeism2 | 2015-06-09 22:00 | ロンドの装道
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