武道において「残心」は勝負が決してからの 心のあり方を示します。
「残心」とは、心を残そうと思って残すことではなく 心を残さず捨て身で打つことから自然に残る心である。
<勝者の残心> 相手の立場に立ち、相手を思いやる。 勝って驕るのではなく相手への感謝と共感の思いを持つ。 その戒めが試合の始まりと終わりにおける“礼”となる。
<敗者の残心> 負けることによってこそ学ぶことは多い。 自分の弱点を知りどう克服するかを考える。 そうやって更に強くなれる。 修業の課題を与えてくれたその想いが 「ありがとうございました」という、試合後の“礼”に繋がる。
一つの技が終わっても切っ先と心と体は尽きることなく すぐに“生”に帰り常に心を“生”に満たす。 「残心」とは、いつまでも旧い事(終わった事)に執着するのではなく 常に更新することである。
例えば、日常生活で起きうることで言うと 他人のミスで自分が迷惑を被ることはあるだろう。 その時、「どうしよう」と頭を抱え「自分は悪くない」と何もしないのか 一切文句を言わず「そうか、じゃぁこうしよう」とすぐに対応するのか、、、 「残心」があれば終わった事に執着せず次へ次へと繋いでいける。また、自分の犯した失敗というのはよく考えてみれば 自分に「残心」がなかったことに拠るものである。
自分の行動に責任を持ちその結果を真摯に受け止める心。 「残心」は自己責任の倫理でもある。
<「日本人の知らない武士道」より>
「残心」、ぜひ日常生活の中で活用したいものです。
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洒落者にはエロスのような悦楽の遊び心が存在する
by rondeism2
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