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読書:「四巻の書」

この書は、弓道秘伝書とも言えるもので
弓道の作法や精神の拠りどころが
書かれており
内容には仏教の教えを中心として
神道、その他が含まれています。

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技術面に於いては経験が無いので
理解しにくかったのですが
精神面に於いては
日常生活でも活用出来る
ものすごく為になることが書かれています。

弓道とは、技術の上に自分の中の心との
向き合いがあります。
その奥の深さを感じました。



<文中より>
弓を引くのは坐禅と同じと言われますが
これは単に
弓を禅として語る一つの方法論を
言うのではありません。
禅は人が生まれ死ぬまでの
道そのものであり
自分の道として弓をする
そのことを言います。
大事に思うべきは
自分という花がこの宇宙で一度きりの
一人だということ。




“残心(残身)”についてはほとんど
触れられていませんが
“残心”は意識するものでも
知識から語るものでも
ましてや教わるものでもないことが
分かります。
ただただ今の自分自身から
自然に生まれてくる結果を
真剣に観続けること
それが“残心”とされているのです。
と、後記に書かれていました。
んん~深いっ。

この書に書かれていることは
生き方の奥義・極意でも
あるように思います。
最初は難しくて分かりずらかったのですが
読むほどに深い意味を
感じることが出来たので
これからも
何度も読み返していきたいですねぇ。
そして、弓道も一度体験して
みたいものです。




by rondeism2 | 2015-08-30 20:57 | 読書
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