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読書:「美しいこと」

専門書や雑誌などのコラムを
色々と読んでいて
「この文章面白いなぁ」と思って見ると
やっぱりいつも
塗師の“赤木明登”さんの
文章なんですよね。

それでずっと気になってて
やっと“赤木”さんの著書を購入しました。

読書:「美しいこと」_f0202785_21274692.jpg

輪島塗(漆)の塗師(ぬし)である
“赤木”さんと関わりのある
色んなジャンルの作家さん達との
交流を文章にしてあります。
紹介されてる作家さん達のことも
読んでて色々と為になったのですが
でもやっぱり“赤木”さんの
考え方とその文章がすごく魅力的です。
キレイ事じゃなく
自分の弱い部分や嫌な部分も書いたり
ちょっと毒っ気を交えて
世の中の風潮に苦言を呈したり、、、
その内容が面白くって
引き込まれるように読みました。



<文中より>
美しい形が生まれるのは
美しさのことも、形のことも、
何も考えていないときだ。
ふっと降りてくるように
いや、心の底からぽっかりと
浮いてくるように形は生まれてくる。
そういうことが起きるのは
どうしてなんだろうと
僕なりに分析してみた。
降りてくる以前に
必ず僕が何かとリアルに
出会っていることに
出会った対象と対話していることに
気がついた。
それは、たとえば木や土など
手にした素材だったり
誰かが作った芸術作品だったり
全く意味のない石ころだったり
もちろん人だったりもする。
要はなんでもいいんだけど
僕の心の底の方に
たぶん魂のような部分に
振動を与えてくれるような何かだ。




この本は、自分の手の中で
モノを作ってる人にお勧めです。




by rondeism2 | 2015-12-09 22:10 | 読書
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