人気ブログランキング | 話題のタグを見る


読書:「見えないものを見る力」

自然災害の多い日本を中心に世界中で
どんな自然災害にも耐え
九千年後まで残る
“潜在自然植生”の本物の森
いのちと国土を守る森づくりを
87歳の今も現役で続けてらっしゃる
“宮脇 昭”さんの著書です。

読書:「見えないものを見る力」_f0202785_21452872.jpg

読んでいくうちに哲学書のように
感じてくる内容でした。
まさに「宮脇イズム」です。

本物の森づくりをすることの
重要さを説きながら
「見えるもの、聞こえるもの」
だけでのデータから
「見えない全体」をどのように
見極め対応するか
その努力の必要さが書かれています。
本来日本人が持っていた潜在意識
“見えないものを見る力”の大切さを
改めて気付かせてくれました。



<文中より>
人間は、植物もそうですが
その能力をどのように発揮するかです。
大学に行ったから偉くなるのではなく
自分のポテンシャルを
引き出せるか引き出せないか。
そして人の能力は
人の顔ほど多用です。
あなたにやりたい事が見つかり
それをあなたが生涯続けてやり続ければ
社会が、あなたしかやれないことを
要求するはずです。
私はそういう意味で
本当に人、人のお蔭で現在がある
と感謝しています。

人の真似は必要最小限にして
自分の顔は自分しか持ってないように
自分しか持ってない能力を発揮し
生き方を考え
人生観を持つべきではないでしょうか。
様々な課題に向き合う時も
自分でその対応の仕方を
考えるべきではないでしょうか。



本物を見る努力をすること。
本物と偽物、毒と毒でないものを見分ける
動物的な勘、生物的本能を蘇らせ
本気で見れば必ず見えます。
と“宮脇”さんは言います。

必要なもの(見えるもの)だけでなく
必要でないもの(見えないもの)の中に
一番大切なものがあったり
大きな意味があったりする。
だからこそ
何事も鵜呑みにするのではなく
その物事の裏にある
“見えないものを見る力”を
養わなければいけませんね。




by rondeism2 | 2015-12-25 21:49 | 読書
<< 店主の呟き(文章と表現) ヴィクトリアン時代の風景⑥ >>