映画「利休」のシナリオを執筆した“赤瀬川原平”氏による 利休の精神性が書かれた本です。
約450年前に“わび茶”を大成した“千利休”は 「ケのものをハレに転用させる」などの感性を持った芸術家であり 優れた総合プロデューサーであったのだと思います。
<文中より> 伝え残されている教訓的な利休の言葉では 「人と同じことをなぞるな」ということをよく言っている。つまり「新しいことをやれ」「自分だからこそのことをやれ」 というのである。つまり芸術の本来の姿前衛芸術の煽動である。 そのような、人のあとをなぞらず、繰り返さず、常に新しく 一回性の輝きを求めて行く作業を 別の言葉では「一期一会」ともいうわけである。
“千利休”の世界観は大好きです。 私は、建築物の中で一番好きなのが わび茶にみる数寄屋建築(侘数寄)なので 京都に遺されている利休設計の二畳茶室「待庵」は 絶対に行って観てみたい建築物の一つです。
by rondeism2
| 2016-01-16 21:08
| 読書
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洒落者にはエロスのような悦楽の遊び心が存在する
by rondeism2
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