人気ブログランキング | 話題のタグを見る


読書:「千利休 無言の前衛」

映画「利休」のシナリオを執筆した
“赤瀬川原平”氏による
利休の精神性が書かれた本です。

読書:「千利休 無言の前衛」_f0202785_22422691.jpg

約450年前に“わび茶”を大成した
“千利休”は
「ケのものをハレに転用させる」などの
感性を持った芸術家であり
優れた総合プロデューサーであったのだ
と思います。



<文中より>
伝え残されている教訓的な利休の言葉では
「人と同じことをなぞるな
ということをよく言っている。
つまり「新しいことをやれ」
「自分だからこそのことをやれ」
というのである。
つまり芸術の本来の姿
前衛芸術の煽動である。
そのような、人のあとをなぞらず、
繰り返さず、常に新しく
一回性の輝きを求めて行く作業を
別の言葉では「一期一会」とも
いうわけである。



“千利休”の世界観は大好きです。
私は、建築物の中で一番好きなのが
わび茶にみる数寄屋建築(侘数寄)なので
京都に遺されている利休設計の
二畳茶室「待庵」は
絶対に行って観てみたい
建築物の一つです。




by rondeism2 | 2016-01-16 21:08 | 読書
<< Django Atour (p... VINTAGE GALLERY... >>