正統から邪道まで

私達が影響を受けた服飾やスタイルは
1600年代～1950年代のものですが
その中でも、ジャンゴをやるにあたり
特に影響を受けたのは
アメリカ買い付けで出会った
ヴィクトリアン時代～1930年代頃の
実際に数多く見て触ってきた
服や小物・アクセサリーであり
そして写真や絵画・イラストで見る
その時代の
様々な職種の移民労働者をはじめ
芸術家、ミュージシャンや
紳士、貴族、ジプシー、浮浪者、乞食、
フォーマル、モード、スポーツ、等々、、、

正統なものから邪道なものまで
自分達の美学でカッコイイと感じてきた
スタイル（着こなし）です。


1997年に“ジャンゴ アトゥール”を
スタートして以来ずっと変わらず
シンプルなものから凝ったものまで
ジャンゴの服にはそういった要素が
複雑に絡み合って表現されています。

だから、、、
ワークのようでワークではない。
フォーマル（ドレス）のようで
フォーマル（ドレス）ではない。
モードのようでモードでもない。
その“曖昧さ”に
「ジャンゴらしさ」、「ジャンゴっぽさ」が
滲み出ているのだと思います。



当時のデザインやディテールの
上っ面だけをなぞって作った
ものまね商品にならないように
服のことだけではなく
それぞれの国の歴史や文化・精神を知り
それに敬意を払って
服を作っていかなければと
常に感じています。

「当時の服は本当にすばらしい！」
その想いはずっと変わりませんねぇ。



Django Atour
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