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受容する寛容さ

すべてのものに命があり
設計や造り方いかんでは蘇ると
信じることです。
人智の限界に気づき謙虚な心で
自然に任せることです。
人の心を信じることで
職人に任せることができます。
そして出来上がったものを受容する
寛容さが大切です。
その寛容さを身に付けるためには
天命を待てるほどに事前に
人智を尽くさなければなりません。

<建築家:宇野友明氏の言葉>


受容する寛容さ_f0202785_22075991.jpg


たまたま読んだ宇野氏の言葉に
共感しました。

ジャンゴの服作りは
デザイン、仕様、生地、パーツが決まれば
それぞれの職人さんに任せて作るのですが
自分達が思い描いてるものが
100%の状態で出来ないのが常です。
作り始めた頃はその100%でないことを
受容する寛容さが無かったのですが
作れば作るほど
その100%に満たなかった部分に
面白さを感じるようになりました。
それは意外性であったり
思わぬ発見であったり
今後の可能性であったり
それは「未完の面白さ」とも言えます。
ジャンゴにとって、最早
完璧ではないこの部分は
とても重要であり
これからも大切にしていきたいです!!
その部分も含めて
全てがジャンゴですからね。

そして私達の服作りは
100%イメージ通りの
完璧なものを作ることよりも
「受容する寛容さ」だと
改めて思いました。
ジャンゴは私達だけでなく
製作に携わっていただいてる
みんなの作品です。




by rondeism2 | 2020-10-05 22:15 | ロンドイズム
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